在バ日本人の苦労

 こちらジョソールも連日ワールドカップで盛り上がっています。ジョソールやチョウガチャの街中では、各家が応援する国を旗を屋根に掲げる様子が見られます(表紙写真参考)。一番人気はアルゼンチン、2番目にブラジルです。日本の旗はあまり見かけません。
 いつも夜9時近くまで残業している日本人専門家が、昨晩は全員7時にダッシュで帰宅し、テレビに釘付けになって応援しました。前半の1点をとった時には、DPHEのアシスタントエンジニアからお祝いの電話も届きました。しかし、終わってみれば3-1で日本はオーストラリアに惨敗。みながっくり。娯楽の少ないバングラデシュで、久々のイベントだったのに・・・。試合のあと専門家みんなで囲んだ食卓の暗かったこと。

 しかし、さらに試練は続きます。朝、オフィスに出かけるためアパートをでると近所の人や子供たちが集まってきて、私と純子に向かって「日本は昨日負けちゃったね」「3-1でオーストラリアに負けたね」「日本負けた」と口々に言います。

 負けたのは知ってるの!もう、がっかりする日本人に追い打ちをかけないで!

 DPHEのオフィス構内に入ると、今度はDPHEで働くスタッフが池の前に座り、みんなで新聞を読んでいます。私たちを見つけると、いつものおはようの前に「負けたね」「3点はないよね」「日本が負けて残念だよ」「負けるとは思わなかった」と声をかけてきます。新聞の一面には、「日本、負ける!」の大見出しと、オーストラリアサポーターの喜ぶ写真が。私と純子は、みんなの「負けた」「負けた」コールを振り切って、JAMPオフィスに急ぐのでありました。
 そのあとも、DPHEでの打ち合わせ時など、ベンガル人はみな「負けた」話題で持ちきりで、本題の打ち合わせは二の次。

 親日家の多いバングラデシュでは、日本戦の注目度も高く嬉しいのですが、初戦が負けたことで、とばっちりを受ける日本人にはとーってもつらい1日なのでした。

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チョウガチャ代替水源評価マップが完成

 今日は朝からチョウガチャオフィスで、代替水源評価マップ作成作業をしました。これまでに収集した既存資料と水質データ、テストボーリングの結果を地図に落として、総合的な評価をおこないました。

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<最初にやり方を説明します>

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<データを見ながら、PSFに適切な場所とそうでない場所の境界線を引いていきます>

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<NGOフォーラムのジャカリヤ氏ほか2名が見学にみえました>

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<続けてJICA担当S氏もチョウガチャ事務所を訪問>

 午後も、様々なデータを落とした地図を作る作業が続きます。

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<この場合の地質状況だと水は得られるだろうか?みんなで考えます>

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<ここはダグウェルは適さないから赤だ><ここまでは掘れるんじゃないかな?>

 メカニックらも真剣に議論しながら地図をつくっていきます。これまで進めてきた作業が目の前でどんどん形になっていく様子に、みな楽しさを感じているようでした。

 夕方5時になって、PSFのほか、深井戸、ダグウェル、GSF(グラベルサンドフィルター)について、建設できる地域とできない地域、中間域(個別調査結果で決定可能)を表した代替水源適正評価マップのドラフトが完成しました。

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<最後の追い込みです。ここはGSFに適している?適していない?>

 明日は、今日つくったドラフト地図をもとに、これから村の啓発活動で利用するモウザベースの色分けマップを完成させる予定ですす。

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休日の夜は豪華なディナーで(パート2)

 今日は土曜日。午前中はお休みで、午後からDPHEオフィスで専門家06006031ミーティングと、ベンガル人も交えた定例のウィークリーミーティングがありました。

 会議が終わって、明日から始まる週明けの準備をしていたら、もう9時!慌てて家に帰ったら、ナント停電!でも10時には、お待ちかねの焼き肉パーティを始めることができました。

 今日のメインディッシュは、sueさんがダッカのコリアンマーケット(韓国食材店)で仕入れてきた”スライス豚肉”。ムスリム教が多数を占めるバングラデシュでは入手困難な貴重品です。タマネギ、ナス、カボチャらとともに、じゅうじゅう焼いて食べました。

 日本にいる方に、この浮かれている気持ち伝わるでしょうか?豚肉って、しばらく食べないと、ホントに食べたくて仕方がなくなるんですよ。

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評価マップ作成作業開始

 シャシャ事務所では、いよいよ評価マップ作成のための解析作業が始まりました。第1日目は、これまで集めた既存深井戸地質データと既設代替水源調査データのマッチングと、地図へのプロットです。

0605281  サブアシスタントエンジニアとメカニックを中心に作業を進めています。0605282 地道な作業ですが、暑い中みな一生懸命に、担当地域の深井戸データナンバーと調査SLナンバーをチェックしています。

 評価マップの完成が楽しみですね。

<バガチャラユニオンは深井戸が多いので、担当のアノアールさんは大忙しです>

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川越で専門家全体ミーティング

4_apr_2006_1  4日の朝9時から夕方4時半まで、アジア砒素ネットワークのJAMPスタッフ7名による全体ミーティングがAAN東京連絡所でおこなわれました。

 議題は、昨年度の成果と課題の確認、今年度の活動スケジュールと総務予算関連、体制及び役割分担、AANバングラデシュとの連携、その他スタッフから挙げられた検討事項などです。限られた時間の中、みな集中して議論をしました。

4_apr_2006_2  活動が始まれば、バングラデシュと日本、日本国内でも宮崎、東京、東海地区(三重、名古屋)と離れているため、日本人間の連絡や意見交換はメールベースが中心になります。今回のように、全員が一同に会して、様々な問題点を話し合っていくことは、とても貴重で重要な機会です。 特に今回は、立ち上げた段階のプロジェクトをいよいよ動かす大切な2年次のスタート時期であり、この段階での問題や不安を解消し、国内外スタッフがそれぞれの力を出し合いより円滑にプロジェクトを進めるための作戦が練られました。

 そして一番の有意義だったことは、AANバングラデシュとJAMP現地スタッフに支えられながらまた、JAMP頑張るぞ!という全員の気持ちの統一を確認できたことではないでしょうか。

 川越は桜が満開。いよいよJAMPもジョソールで本格的に活動が始まります。今年1年はどんな年になるのでしょう。

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彦根でフィールド部隊合宿

 新年度が始まりました。JAMPもいよいよ2年次目に突入です。

1_apr_2006_1  1年次は3ヶ月少しと短い期間で、プロジェクトの立ち上げが主な目的でした。現地スタッフのがんばりもあり、現地での体制が整い、慌ただしく初年度を終えて3月下旬に専門家が帰国しました。3月23日には、JICA本部にて契約交渉が無事終わり、4月6日からまたプロジェクトが始動します。

 3月31日から4月1日にかけて、彦根にて直樹、純子、麻子が集まり、合宿をおこないました。新年度の現地活動スケジュールを作成するためです。これをたたき台に、来週行われる全体会議で現地活動の進め方を話し合います。

1_apr_2006_2  それぞれの担当(啓発、行政、水供給)の活動案をだし、どの段階で調整していくかシミュレーションしながら、円滑に活動を進めるためのロードマップを作成しました。そのあと、各活動の概要を整理し、文章にまとめました。

 昼に集まってから、夜8時まで作業を続け、翌日午前中いっぱいでほぼ終わりました。机上でのスケジュール通りにうまく運ぶはずはありませんが、各担当分野が連携をとりながら、いつでも問題に対処できるよう備えることに、しすぎることはありません。

 だんだん現地での動きがイメージできてきました。

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今年度の活動が終了

 バングラデシュ持続的砒素汚染対策プロジェクトの2005年度の活動が終了しました。3月20日に、バングラデシュから最後の日本人専門家が帰国しました。

 次年度は2006年4月6日から開始する予定です。そのときにはまた、現地からのレポートを再開しますので、よろしくお願いします。

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フィールドトレーニング 最終日

 今日は新スタッフトレーニング3日目最終日。朝からシャシャにむかい、フィールドトレーニングを行いました。

 まずシャムタ村でJICA/AANシャシャプロジェクトで建設したダグウェルBタイプとPFSを見学し、代替水源の機能や維持管理方法などを学びました。患者が多発している地区も訪れ、砒素中毒患者と直接話をし、症状の観察をしたり、どのような生活を送っているのかなどインタビューをしました。

18_feb_20061 テングラ村では、他団体による深井戸がすぐ近くに最近設置されたPSFを訪れ、利用者組合メンバーからこれまでのいきさつや、現在の利用方法などを聞きました。深井戸サンドフィルターのある北パラでは、前プロジェクトスタッフらが、最初にダグウェルを掘ったが原水から0.3mg/lの砒素が検出されたこと、ダグウェルから深井戸に水源を替えたところ、深井戸からも砒素が検出されたためサンドフィルターを設置したことなど、安全な水を供給することの難しさが語られました。18_feb_20062

 午後はカリヤニにあるDPHEが建設した代替水源(PSF、ダグウェル)を見学し、なぜ利用されないのか、などディスカッションをしました。その後は、JICA/AANプロジェクトで啓発活動が難しかった場所をも訪れ、社会背景からどのようなアプローチが必要かを語り合いました。最後にはパイプラインを訪れ、施設の見学とケアテーカーへのインタビュー、利用者組合の活動の説明などおこない、JAMPで建設するパイプラインをイメージしました。

 現場では概要説明のあと、代替水源の技術、利用者組合の活動、村人が抱える問題点など、新スタッフそれぞれが関心のあることについて、前プロジェクトスタッフや村人に質問をしていました。

18_feb_20063 今回はすべてのスタッフが一緒にトレーニングをおこないました。フィールドオーガナイザー、エンジニア、化学者、マネ ージャーなど、それぞれの立場から、「持続的に安全な水供給を行うために は何が必要か?」を考え、現場で議論をすることで、JAMPではさらなる技術やアプローチ方法の向上と連携の重要性を感じてもらえたと思います。

 3日間に及ぶトレーニングは今日で終了しました。今回のフィールドトレーニングでは、JICA/AANプロジェクトの良いところばかりではなく、失敗例や苦労話などすべてを見てもらうようにしました。トレーニングを受けたスタッフには、26日提出の宿題(レポート)が課せられました。レポートのテーマは、「AAN/JICAプロジェクトの良い点と悪い点は?そして悪いところはどのように改良すべきか考えを述べよ」。18_feb_20064

 ひとりひとりのアイディアがそのままJAMPのアクションプランに結びつきます。どんなレポートが出てくるか、今から楽しみです。

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新スタッフトレーニング2日目

 新スタッフトレーニングの2日目は、専門家、講師らによる砒素に関する各専門分野のレクチャーです。

17_feb_20064 始めに、麻子が「バングラデシュの砒素汚染と政策」「シャシャプロジェクトの概要」について説明をしました。その後、NIPSOMから来ていただいたアクタール教授が「砒素による健康被害と予防方法」、シャミムが「砒素汚染のメカニズムと水質の基本」、ミジャンが「水質浄化の技術と代替水源」、純子とトボルが「砒素汚染対策におけるPRAと住民参加」、直樹とラジュが「砒素対策委員会と利用者組合の役割」について、それぞれ講義をしました。

 最新の情報によるレベルの高い講義内容を聞いて、スタッフらは熱心にメモをとったり質問をしたりし、しっかり内容を理解しようとしていました。17_feb_20061 17_feb_20062

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新スタッフトレーニング開始

 16_feb_20063 今日から、新規採用したスタッフのトレーニングが始まりました。初日は、総務関係手続きの説明、プロジェクトの背景と概要、カウンターパートの活動と担当のプレゼンテーションをしました。麻子、シャミム、トルン、モノワルが講師を務めました。

 明日はテクニカル研修(砒素汚染概要、国家政策、砒素中毒、汚染メカニズム、代替水源、啓発・住民参加、利用者組合、AMC)、あさってはシャシャでの現場研修があります。

16_feb_20064 2月1日から正式採用されている6人に加えて、今日から新たな24人がJAMPメンバーに加わりました。新規スタッフの中には、DANIDAやWorldVisionなど他の砒素対策プロジェクトに携わった経験者も多く、「砒素対策の問題点は何か?」「持続的砒素汚染を目指すためには何が必要か?」など問いかけをしたときに、具体的な問題点やアイデアがたくさん返ってきました。

 このJAMPは、砒素対策を実施するだけではなく、砒素対策が持続性を持つためのシステムを作ることが大きな目的です。それには、各自が担当の専門の仕事をするだけでなく、他のポジションへの理解と連携が不可欠となります。プレゼンでは、最終的にこのメッセージを伝えることに努めました。

16_feb_20065  持続的とは何か?啓発とは?包括的とは?主体性とは?行政とは?砒素汚染の解決とは? 話し合いたいことはまだまだたくさんあります。

 本格的にスタートしたJAMP。これからシャシャとチョウガチャで、この新たな顔ぶれで、議論し、悩み、協力しながら、ひとつひとつ様々な問題を乗り越えていけたらと思います。

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休日の楽しみ

 今日は土曜日。バングラデシュでは通常、金曜と土曜がお休みです。JAMPは、金曜と土曜の午前中を休みにしています。今日は朝からゆっくり休み、午後からDPHEオフィスで専門家ミーティングとベンガル人を交えてのウィークリーミーティングを行いました。

 長い打合せが終わったあと夜8時にループアナンに戻り、夜は日本人みんなで、久しぶりの日本食パーティをしました。メニューは、ダッカで仕入れてきた「わらじ」ステーキ、餃子、野菜炒め、ごはん、みそ汁など。末永さんの差し入れで、とっておきの冷えたビールも分けて飲みました。毎日カレーで頑張る日本人専門家の大きな楽しみが、休日の食事です。

11_feb_20061 食べる・・

11_feb_20062食べる・・

11_feb_20063 食べる・・・

KK-Rakanさん、ごちそうさまでした!(一同)

また明日から頑張ります。

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さあ調査してみよう! (シャシャ郡DPHE2日目フィールドトレーニング)

8_feb_20060  シャシャ郡DPHEでのトレーニング2日目は、最初に間藤が「水質の基礎知識」と題して、表流水と地下水の水質特 性の 違い、今後JAMPで実施する水質検査(①広域適性調査、②個別適性調査、③代替水源完成後の検査、④水質モニタリング)の段階毎の概要について説明しました。

(写真左:間藤専門家(左)と熱心に話を聞くメカニックたち)

8_feb_20061 11時半にはシャムタ村に移動して、フィールドトレーニングをおこないました。まず、みんなで川を眺8_feb_20062めながら末永専門家から地形観察の講義をうけ、川の蛇行方向や段丘面から地質構造を読み取る方法を学びました。その後、測量器を使った測量とGPSの実習をしました。SAE、メカニックみな、ひとりずつ機器を操作したりメモをとったりしながら、真剣に取り組んでいました。

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(写真左:まっすぐ立てるのは結構難しい)

(写真右:GPSシステムに関心)

 オフィスに戻ったあとは、既存資料収集など実際の作業手順の確認をしました。シャシャ郡DPHEでは、1971年からこれまで設置した深井戸のデータがノートで管理しています。

8_feb_20064(写真左:元祖データベース!!)

 JAMPではこれらデータを 利用して、シャシャ郡全体の地質状況解析をおこない、次年度6月には地質状況マップ、帯水層毎の水質マップ、代替水源評価マップの完成を目指します。まずは2~3月に郡メカニックが中心になって、既存資料収集とデータとりまとめをおこない、4月からは専門家のサポートを受けながら、フィールド調査の実施、解析へと進みます。

今日でシャシャ郡DPHEでのトレーニングは終了し、来週1213日はチョウガチャ郡でおこないます。トレーニング終了時にはメカニックから、「砒素汚染のこと、水文地質のことが分かった」「代替水源のためには水文地質情報が必要なことが分かった」「深井戸にも砒素汚染の可能性があることが分かった」「早く機器(測量器・GPS)で調査がしたい」など、頼もしい感想がありました。チョウガチャ担当直樹からの情報で は、チョウガチャ郡のメカニックは来週のトレーニングを楽しみにしているそうです。

このさき、フィールドで活躍するメカニックに期待!ですね。

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DPHEトレーニングが始まった

 2月6日から8日まで、DPHEエンジニアへのトレーニングをしました。DPHEエンジニア、メカニックを対象に、代替水源の選定に必要な適性調査の実施を前に、水文地質の基本と砒素汚染対策との関係を学びことが目的です。末永専門家を中心に、高橋、間藤が講師を、シャミムが通訳をつとめました。

 初日は、ジョソールDPHEのゲストハウスにて、レクチャーを実施しました。参加者は、県DPHEからアシスタントエンジニア(AE)、サブディビジョナルエンジニア(SDE)、チョウガチャとシャシャのアシスタントエンジニア(SAE)2名。

6_feb_20061 最初に末永専門家から、「適性調査(今後JAMPDPHEが共同で実施)の流れと作業の説明」「バングラデシュの砒素汚染の概要」「水文地質の基礎」の講義があり、水文地質環境と砒素汚染の関わりを学びました。参加者は講義を聴きながら「砒素の溶出メカニズムは?」「DTWが将来的に汚染する可能性は?」など質問が出され活発な議論が行われました。エンジニアだけあって、一般人では理解しにくい地質断面図や汚染機構に高い関心を示していました。

 次に高橋が「代替水源の種類と水文地質との関連」のプレゼンをし、代替水源建設地の選定における水文地質的注意点などを述べました。途中からはエグゼクティブエンジニアも参加し、議論を交えながらの講義が無事に終了しました。

 明日からはDPHE郡オフィスでのトレーニングが始まります。

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JAMPオフィスオープン!

 JAMPのジョソールDPHE内オフィスがオープンしました!県庁内オフィスも急ピッチで準備中です。

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1_feb_20061

JAMP  DPHE pffice

Department of Public Health Engineering (DPHE Jessore)

Gurudas Babu Lane Road, Jessore -7400

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砒素セクタープログラム会議

 今日はJICAバングラデシュ事務所にて、バングラデシュ・モデルの砒素セクターの援助方針に関する意見交換に参加しました。バングラデシュ・モデルとは、現地大使館、JICA及びJBICが、限られた資源を有効活用しより一貫性、一体性の高い援助の実現を目指して作られた共同グループであり、その中にある最重点・重点セクターのひとつに「砒素汚染対策」が含まれています。アジア砒素ネットワークは砒素セクターのメンバーであり、今回はKKさん、サチさんが帰国中であるため、私が参加することになりました。

 参加者は、JICAバングラデシュの菅原氏、JICA専門家の緒方氏(LGD派遣)、同米川氏(DPHE派遣)、JAMPから末永専門家(前半のみ)と高橋の5名でした。今回の目的は、2006年度のセクタープログラムの改訂に関する協議と作業分担で、中期及び長期的な対バングラデシュの砒素分野における援助方針と活動計画を重点に話し合いました。

 「政策支援」「対策実施」「水質検査」を柱に、3年後、5年後、もしくは将来、日本はバングラデシュの砒素対策分野でどのようなことを目指すのか、を話し合う中で、「バングラデシュにとって必要なことは何か、それに対し自分を含めて日本がどのようなことができるのか」を、私自身じっくりと考えることができました。考えたといってもまだしっかりとした結論はありませんが、JAMP及びアジア砒素ネットワークの活動が大きな柱となっていることを強く感じました。

 JAMPにたどり着くまでに身につけたこと、JAMPの中で見えてくるもの、JAMPでえられるであろう成果、これらをいかに還元しバングラデシュの砒素対策の未来に生かすのか。まだ始まったばかりのJAMPですが、すでの『JAMP後』を視野に入れて進めていくことを求められています。

 そしてもうひとつの課題である「広がり」。アジア砒素ネットワークのこれまでの経験と技術をどのように広げるのか。面的に、質的に、そしてターゲットは?規模やエリアを広げることだけが、必ずしも広がりではない。効果的に資金を活用して、より高いインパクトを打ち出す方法をみんなで考えていきたいです。

バングラデシュ・モデル

http://www.bd.emb-japan.go.jp/collab1.htm

砒素セクタープログラム

http://www.bd.emb-japan.go.jp/collabsecars.htm

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イギリスからきたボランティア:Anitaさん

 1月21日から2月8日までの約3週間、イギリスからきたAnitaさん(22)がジョソールに滞在しています。ベンガル人の父親を持ち、今回が8年振り3回目のバングラデシュ訪問だそうです。 バングラデシュの砒素汚染に興味を持ち、AANダッカ事務所を通じてボランティアに参加しています。バングラデシュに来てからまだ1ヶ月、ベンガル語がほとんど分からないAnitaさんですが、ベンガル人スタッフとともにフィールドに出たり、オフィスで日本人専門家が書いた英語レポートの校正をしたりと、毎日活発に活動されています。30_jan20061

 Anitaさんは昨秋に大学を卒業したばかり。大学では水文地質と地理学を専攻していたので、AANの活動の中でも代替水源とオプション選定のための事前調査に興味があるそうです。これまで約10日間AANの活動に参加しながら、砒素汚染の現状と、安全な水供給における住民参加と包括的な取り組みの必要性を理解したと語ってくれました。

 1月31日には、水文地質の専門家である末永氏がジョソールに合流し、代替水源選定のための事前調査のマニュアル作りや郡DPHEへのトレーニングが始まります。滞在予定の残り10日間、Anitaさんは末永専門家のアシスタントとしてトレーニングなど水文地質の活動をサポートします。

30_jan20062 いつも笑顔で朗らかな小さなAnitaさん。はじめてバングラデシュの田舎で生活をし、砒素汚染問題を通して、父親の故郷であるバングラデシュに対する理解を深めているようです。ボランティア終了後には、彼女による感想を掲載したいと思います。お楽しみに。

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第二次スタッフ採用面接1日目

 今日は朝9時から新規採用スタッフの面接をしました。27_jan20061昨日のセレモニーの後、夜10時半から専門家とスタッフでミーティングをし準備にとりかかりました。最後にデータ入力とペーパーテスト作成を終えたのは深夜の3時半。みんな寝坊しそうになりながら、DPHE行きの車に飛び乗りました。

27_jan20062  午前中には啓発・医療・保健担当スタッフの面接とサイトエンジニアのペーパーテストがあり、午後からは水供給技師、サイトエンジニア、ドライバーの面接をしました。昼食を挟みながら分刻みのスケジュールを日本人専門家、バングラデシュスタッフが交代でこなし、すべて終わったのは7時半すぎ。途中夕刻に停電があって、急遽外にでて車のライトを利用して面接をするというハプニングもありました。27_jan20063

 サイトエンジニアのペーパーテストの内容は、英語(Q.「JICA」を英語で書きなさい、など)、選択(Q.砒素の元素記号はどれですか、など)、計算(Q.水深と半径から井戸内の水量を算出する、ほか簡単な計算など)、論述(Q.表流水は砒素汚染対策対してどのような役割をもつか述べなさい)で構成され、平均は21~23点(満点50)くらいでした。日本人でもパーフェクトをとるには難しい問題です。誰かチャレンジしてみませんか?

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ロウチングセレモニーまであと2日

 あさってのロウチングセレモニーに向けて、準備も佳境に入り、連日準備オフィスも慌ただしい雰囲気が夜まで続いています。日中は、セレモニー準備と同時進行にすすめている各専門の活動、関係者との打合せなどで出入りが多いため、打合せや書類作成などで夜遅くまでオフィスの電気が消えません。

 セレモニーの準備を取り仕切る県庁の担当者であるDDLGが、家族に不幸があり22日から不在となっているため、副統括の島村さんは毎日朝から県庁に出かけて県知事や代理の担当と一緒に準備の詰めにかかりきりです。調整員の石山さんは、先月の会計締めがようやく終わってすぐに今月の締めも始まり、かつDPHEオフィスに電気をひくためにDPHEのサブエンジニアと一緒に電力会社に通い手続きをしています。水質モニタリングの間藤さんは、先週ダッカで収集した膨大な資料とデータに目を通し、整理解析をしています。押川さん、直樹くん、純子さん、麻子は、セレモニーでカウンターパートが発表するプレゼンテーションを、カウンターパートと話し合いながら作成しています。10人のベンガル人スタッフは、それぞれの得意分野を生かして専門家の指示のもと、忙しく動き回っています。

 川原さんは胃腸の調子が悪いようで、今日は半日休まれていました。直樹くんの咳も長引いています。イード明けから休日無しの10日間。ロウチングセレモニーが終われば一段落、といきたいところですが、今月中に2つの ウポジラ砒素対策委員会の開催、スタッフ選考面接、オフィス引っ越し、スタッフ契約準備と予定がぎっしりつまっています。

 1月も残りわずか。チームワークで乗り越えたいですね。

24_jan20061深夜まで専門家の議論は続く・・

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全国から250通の願書が届いた

23_jan20061 22日は、新規スタッフの第2次採用の応募締め切り日でした。ダ ッカの私書箱に集まった願書が、朝便でジョソールに到着しました。箱に入った願書は、総重量が10kgもあり、開けてみると総数は250通(応募枠29)にものぼりました。

23_jan20062 午後からはポスト別のより分け、専門家による書類選考をし、夜7時頃からはスタッフ総出で結果通知のレター発送準備をおこないました。郵便局のクーリエ受付締切 時間である夜12時を目指して、全員夕飯も食べずに必死に作業を続け、11時半にすべての作業を終えました。

 急いで車で走り、郵便局へ15分前に滑り込んだものの、すべての発送を完了できませんでした。こちらの郵便局はひとつづつ手書きで配達書を作成するので時間がかかり、半分まで受け付けたところで12時を過ぎ、残りは翌日朝一番の発送となりました。

 応募枠29人のところ、平均倍率が8.6、一番高いのは25倍の啓発プログラムコーディネーターでした。書類選考に通った人の中から、27~28日に実施する面接選考を経て、最終的な採用結果が決定します。いったいどんな人が新しくJAMPの仲間入りをするのでしょうか。今から楽しみです。23_jan20063

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ランチミーティング

 今日の昼は、日本人専門家6名でジョソール市内にあるホテルハサンの中華料理レストラン”フードバレー”に行きました。ランチミーティングと、3日前に誕生日を迎えられた押川さん(医療・保健分野専門家)のお祝いを兼ねての少し豪華なランチでした。しかも、誕生日を迎えた人がみんなにご馳走するバングラデシュスタイル。美味しかったです。ごちそうさまでした。

21_jan20061  最近はジョソールでも、中華料理店で食事するベンガル人を多く見かけます。ひとり150~200タカかかる中華料理は、バングラデシュで高級料理です。(バングラデシュ農村部の日雇い労働者日給は約100Tk)

 ジョソールのお金持ち層が増えてきたということでしょうか。

写真:押川専門家(左)

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引っ越しが始まった

 チョウガチャ郡とDPHEジョソール事務所内に開設する予定のプロジェクトオフィスの引っ越しが始まりました。まずは、前プロジェクトで購入した家具を運び出す作業を進めます。JICA支給のピックアップはフル稼働です。今週中には机、本棚など運び終え、来週からコンピューターなどセ ットできればと思います。

 県庁内のオフィスは、22日から使用できることになりました。シャシャオフィスも今週中には荷物が運べそうです。

 16_jan20061

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