AANとJAMPで合同勉強会

 今日は金曜でバングラデシュはお休みなのですが、AANバングラデシュ主催の『解析方法の勉強会』に参加しました。06006021_1AANバングラデシュから5名、JAMPから約15名が参加しました。

 日頃から、ベンガル人スタッフは業務で膨大なデータを扱っていますが、解析方法に対するスキルアップがもっと必要であると考え、自主参加の合同勉強会を企画しました。最初にJAMPの間藤さんが、解析をするステップと、各種グラフの性質と利用方法(棒グラフ、折れ線グラフ、散布図)について講義しました。次に、散布図を自分の手でプロットする実習をし、最後に高橋ができた散布図を使って、散布図の解析方法と近似線、R2について説明をしました。

 解析に必要なことは、まず何を解析したいのか、そしてどんな結論がでたのかをしっかり認識することであり、それを示すツールがグラフです。そして、得られた結果をより効果的に訴えるために適切なグラフ種を選ぶ必要があります。ベンガル人の中には、普段はコンピューターのエクセルソフトをなんとなくさわっていると、勝手にソフトがグラフを書いてくれるので、なんとな~く解析した気になっているひとも多い気がします。06006023基本的な解析手法を知ることは、社会、医療、建設、水質など分野を問わず必須のスキルです。

 

<みな真剣に課題に取り組みます。コンピューターをつかうのと手で実際に書くのでは大違い>06006022

 今日は予定していた内容の半分も終わることができませんでしたが、活発な質疑応答があり、みな講義内容は十分に理解したのではないかと思います。「次もやってほしい」という意見がたくさんありました。「円グラフ、%グラフ」、「統計計算の基礎」、「プレゼンテーションの基礎」など、ベンガル人が日本人専門家から学びたいことを聞きながら、月1回の恒例勉強会として続けていきたいと思います。

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<あれあれ、アラミンさん。人ののぞいちゃ駄目ですよ!>

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ロータリー主催砒素対策ワークショップ

 ジョソール市内ハサンホテルで行われた、バングラデシュロータリークラブ主催のワークショップ「Arsenic and What0605311 should we do?」に島村、高橋、押川、トルン、ラジュ、セリムが参加しました。

 ロータリーの表彰式のあと、NIPSOMのアクタール医師の講演「バングラデシュの砒素汚染と健康被害」がありました。

 ロータリークラブは、バングラデシュ内でもいくつかの砒素対策プロジェクトの実績があり、現在はAANバングラデシュがシャトキラのパジア地区で進めている砒素対策プロジェクトを支援しています。汚染率の非常に高い地域に、今年度だけで約70本の深井戸を設置する予定です。

0605312_1 ワークショップの後半では、AANバングラデシュのジョソールマネージャー兼化学者であるカーンさんがパジアの活動報告を、JAMPからはトルンがプロジェクトの概要についてプレゼンを行いました。

 そのあと予定していたジョソール県内のNGOにおけるパネルディスカッションは、残念ながら時間の都合 でキャンセルになってしまいました。しかし、今回の企画のような、ジョソール県内の砒素対策に取り組む政府機関やNGO、民間が情報交換し技術交流できるような『ワーキンググループ』ができたらよいのでは、と思いました。(A)

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ボランティア体験記

 1月15日から21日までの1週間、日本人のボランティア1名がジョソールを訪れ、AANバングラデシュの活動を体験しました。帰り際に手紙を受けとりましたので、紹介します。

20_jan20062  都市の発展と昔ながらの農村の共存、どこに行っても人とぶつかる頻度がインドよりも高い国バングラデシュ。私は来る度にそんな不思議な魅力にひかれてしまいます。

 そんな私がAANのジョソール事務所で1週間の短期ボランティアとしてやって来ました。AANで実際に設置されたポンドサンドフィルターやパイプライン等のフィールド、分析化学を専攻していたために各フィールドから集めたサンプルの分析に立ち合わせていただきました。地学、化学、地域調合、医学等のどの作業においても地道なものでありながら、どれも欠かせないものであり、長期的な取り組みの重要さを改めて感じました。私においても、1週間という短期では、どれもが学ぶことばかりでボランティアをしたというよりは逆にしてもらったような情けないものとなってしまいました。そういう意味で、少しでも何か感謝の気持ちをあらわせたらと思い、日頃やっている日舞を披露したのがこの写真です。

 AANの日本人スタッフをはじめ現地スタッフの方々には大変お世話になりました。今回の体験、次にきっと活かせるよう努めてゆきます。  山口 美香

 突然12日に電話をうけ、ジョソールにやってきた山口さんですが、AANバングラデシュのスタッフと共に充実した毎日を過ごしたようです。早朝からケジュールを取りにマルア村に出かけたり、毎晩夕食後にドイを小カップ1杯食べたりと、積極的にバングラデシュを楽しむ姿が印象的でした。ここでの体験が、今後の山口さんの夢への挑戦に、少しでも役に立てばと思います。日本に帰り、バングラデシュの良さや砒素汚染のこと、アジア砒素ネットワークのことなどを周りの方に少しずつでも伝えていただければ嬉しく思います。

 このような人のつながりが私たちを支えているのですね。 あしゃこり

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医療キャンプで77人の患者を確認した

24_dec20052  バングラデシュは、金曜日と土曜日が休日である。土曜日の12月24日、AANバングラデシュは、ケシャプール郡パジアユニオンで、医療キャンプをおこなった。シュボッツ・クマール医師とナズムール・アーサン医師は、保健省傘下の地方政府機関に勤務している。休みの日を、医療キャンプに使ってくれた。AANの医療相談員アクリマが、皮膚症状のある患者145人をリストアップしていた。2人の医師に、砒素による症状かどうか確認を頼んだ。

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 小学校の入口に、医療キャンプの横断幕をはった。ナズムール医師が、シュモンの運転するオートバイに乗って走り出した。シュボッツ医師は、アクリマ、うっちん(AANのボランティア内田葉子)らとリキシャバンで出発した。昼食まで、患者宅を訪ねて回った。昼食後、小学校の校庭を診察所にし、やってくる患者を診た。診察した121人中、77人を砒素中毒患者と診断し、38人に投薬が必要だと判断した。多くは、軽症患者だった。

 KK-Rakanは、AANが掘った8本の深井戸を見てまわった。どの井戸水も一口飲んだ。おいしいと感じたのは2本、残りは、有機物や塩の味がした。深井戸は、良質な水を得にくいのが欠点だ。 夕方、校庭で、村人がバレーボールを始めた。KK-Rakanは、ナラヤン、シュモン、うっちんらとその輪にはいった。サーバーになって20本くらい打った。少年時代に親しんだスポーツを、50歳代後半に、バングラデシュで楽しんでいるのが不思議だった。

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