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安全な水を造ること

先月2月から、多くの方々から砒素対策としての安全な水を造る技術についての問い合わせがある。そのほとんどが企業で非常用浄水装置を製造していたり、それに近い装置をバングラデシュで利用できないか?というようなものだ。問い合わせいただいてその企業等のホームページを開き、件の装置の写真等を見ながら話をさせていただくのだが、概ね日本国内の社会制度、経済、教育を基礎において製造や運転管理を考えていることが多く、バングラデシュの砒素汚染が深刻な農村で日常的に使用することは難しいものが多いようです。

例えば、農村部の収入が少ないということは平均では理解されていても、その中で無収入の家庭が結構多いために無料配布は可能でも有料(一部負担でも)では困難を伴うことが多くあることまでは想像が及びにくい。又毎日の使用はできても、毎月1回行うようなメンテナンスは、「毎月1回定期的に、という感覚がほとんど無いところでは無理というようなことも多くある。

このようなことを踏まえて、AANの活動は、村での代替水源の設置、運転、管理のために利用者組合を結成してもらい、コミュニティの力を引き出すことで解決している。

安全な水を造ることは技術的にはそれほど困難なことではないが、必要とされている地域で受け入れられ、継続して利用されるシステムを構築することは至難といわざるをえない。(S)

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コメント

相手のためと思っても、
相手はそう思わないことってよくあって、

そういうことよりも、
企業の人はきっと考え方が違うんであって、

それはいわゆる

”押し付け”

ってやつ。


僕も大学のときヒ素吸着の勉強してて
それが活かせるんじゃないかと期待してた

行ったことも、暮したこともないとこの、
会ったこともない人のために。

ただの思い込みで、自分勝手で、

押し付けってことに気付きました。
違ってた

投稿: ピコ | 2009年3月 6日 (金) 22時32分

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