共通点を見つけて、ゆるやかにつなぐ
5月28日、
宮崎県綾町
講演者は、日本NPOセンター代表理事の播磨靖夫さん。奈良の「たんぽぽの家」理事長として、次々とわきだすアイデアを障害者自立の運動に実現化してきた人です。
講演の中で印象に残ったところを書いてみます。
<イギリス労働党の大臣が「未来には、HEの未来とSHEの未来の2つがある」と言ったことがあります。HEはHyper Expansion(超拡大)の未来で、SHEはShare(分け合い)とHuman(人間的)とEcological(環境保護)の未来です。欲望が拡大しつづける男型社会ではなく、共感・共有のエコロジカルな女型社会に未来の可能性がある、というのです。これまでの住民運動も革新運動も、上に立つ者が引っ張っていく「縦型の運動」だからもろかった。NPOの運動は、ひとりひとりが固有な存在として横につながる「横型の運動」をめざしたい。それは、違いを強調するのでなく、共通点を見つけて、ゆるやかにつながっていくところに特徴があります。状況の変化に敏感に対応して、勇気をもって決断することが大事です。地道でこつこつやるのではエネルギーになりません。跳ばないといけません。悲観主義の運動はだめです。厳しい現実に笑いながらぶつかっていくしたたかさが求められます。>
講演を聴いたあと、参加した20人全員が感想を述べたり、質問をしたりしました。「リーダーシップ」について問われて、播磨さんはこんな話をしました。
<リーダーには、司祭型と道化型があります。司祭型は、他の人の自発性を抑えて、俺が!と引っ張っていくタイプです。道化型は、参加する人たちの個性を生かし、運動に味つけをしていきます。おでんの隠し味のような役割を果たします。>
アジア砒素ネットワークの活動にとって参考になる話をきくことができました。
(宮崎・KK)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント
珠玉の言葉が重奏を聴かせた講演会でした。聴き手各人が格闘しているテーマを知るや知らずや、人間はわかりあえる動物だと言う知を言わずもがなで展開してくださいました。安易に浮いた場主は、大いに魂をゆすぶられ、突風で世界の果てまで放逐されるのかと、己にしがみついて狐につままれた状態でしたが、役を終えることができました。
同じような記憶があります。伝説の全国集会直前に、焦燥し空ろな精神で訪ねた一軒のアパートの管理人部の家庭に通された私達は、暖かい寄り添いと、絶大なる収穫を与えられました。知と正義の力というものを猫のえさ場の奥の私設図書館で一杯のお茶のようにふるまって下さったのでした。インスタントな人間だったので充分充電されて、後はなるようになったという訳でした。
全くタイプの違うようなこの二人は、まだまだ進んでおられます。多分小野田少尉などのように逆ロビンソンクルーソー孤立とは反対側を極めて行こうとしておられるようです。誰にも到達できなかった発見を果たすまで。
投稿: 倫太郎 | 2006年6月 9日 (金) 17時27分